シリンダー錠の種類

マグネットシリンダー錠

シリンダー錠

磁石の反発を利用

「マグネットシリンダー錠」は別名「電子錠」や「電子ロック」とも呼ばれています。刻みキーのようにギザギザの鍵山がなく、カギの側面には黒い点が並んでおり、これがカギ本体に埋め込まれた小さなフェライト磁石です。この点に細い針金などを近づけると、吸い寄せられることからも磁石である事がわかります。また、これらの小さなマグネットはすべてが本物ではなく、セキュリティ向上のためダミーとなっているものもあります。前述した通り、別名「電子錠」とも呼ばれるのですが、実際は「マグネットシリンダー錠」という名前の通り、磁石の性質を利用したシリンダー錠なわけですね。その仕組みは内筒の回転を阻んでいるカギ本体とピンそれぞれに、お互いにS極同士、あるいはN極同士の反発する磁石が仕込まれており、キーを差し込む事でそれらの磁石が反発・吸引してその力によって、スプリングに抑えつけられていたピンが持ち上げられて、内筒と外筒の結合が外れてカギが開錠されます。長期間使用しているとマグネットの磁力が弱まっていくので、定期的にメンテナンスする必要があります。余談ですが、その刻みのないすっきりとしたデザインも人気の秘密であると考えられますよね。

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